受賞作品:

2012年2月17日、メトロポリタンエドモンドホテルにて最終審査会が行われました。

レイアウト部門、ページ部門の応募作品、そしてWebフォントについて白熱した議論の結果、アワードの受賞作品を決定いたしました。

※受賞作品以外の応募作品のフォントプラスライセンスは3/1より順次解除されます。詳しくは こちら をご覧下さい。

はじめに

日本語のWebフォントによって、いったいどのようなWebコンテンツの可能性が開けていくのだろう。

このコンテストは、「フォントプラス」という本格的な日本語Webフォントサービスのスタートに合わせて、日本語Webフォントによる表現やデザインの可能性を探るために企画しました。

その結果、22点もの個性的な作品が最終審査に残り、審査員の方々との3時間近くにも及ぶ議論の結果、下記の通り、素晴らしい作品を選出することができました。

これらの作品からは、日本語Webフォントによって、[HTML文書でも印刷物のような表現できる]だけでなく、[Webならではの表現が深化する]可能性も感じることができます。

欧米圏のアルファベットとは異なる、漢字かな混じりの日本語ならではの可能性も伝わってきました。

紙のデザインでは基本的な要素である[書体]がHTMLの世界にも加わることで、Webデザインの幅は大きく広がることでしょう。

ひょっとしたら数年後、Webフォント選びができない時代が遠い昔のように感じるようになっているかもしれません。ワープロや初期のパソコンがそうであったように。

株式会社マイナビ Web Desingning 編集長 馬場静樹

アワードの総評

尾崎 則秀

尾崎 則秀
株式会社モトヤ
大阪本社技術部フォントデザイン課主任

デザインに拘った作品や実験的な作品など、将来の展開に期待できる力作が多かった。但し、主役であるはずのWebフォントの見せ方が今一歩で、もっと露出を増やしてもよいのではないだろうか。また、レイアウト部門ではテンプレートの内容に捉われすぎている感じの作品が多かったのが気になった。

大谷 秀映

大谷 秀映
フォントグラフィック
著述業/ウェブグラフィック装丁DTPフォントデザイナー

かつて、パソコン(初期のMACⅡなど)に2つの文字(ゴシック・明朝)しかなかった時代にフォントが導入された経緯とほぼ同じようなことになるスタート元年かと思います。英語圏のWebフォント環境とはまた違う日本語ならではの文字の使われ方をみることができました。ページ部門は選ぶのに迷いましたが、レイアウト部門にもっと応募があっても良かったかもしれない。

祖父江 慎

祖父江 慎
cozfish
アートディレクター/ブックデザイナー

今回の応募作にすっごく期待しすぎていたせいもあってかついついきびしめの評価をしてしまいました。音も動きも充実中ウェブデザインに今足りていないのは書体の多様性です。今回は1回めということもあってか、ややかたい作品が多かったんですが、次回はもっともっと多くの力作が集まることを期待しております。

孫 泰蔵

孫 泰蔵
MOVIDA JAPAN 株式会社
代表取締役CEO

①非常にライトウェイドであること、②テキストなのでSEOも有効であること、ウェブの利点である上記2点を持ちつつ、美しいウェブページを作ることができるという点にウェブフォントの大いなる可能性を感じることができました。第1回にも関わらずハイクオリティな作品が多数集まり、次回も大変楽しみです。

中村 享介

中村 享介
株式会社ピクセルグリッド
代表取締役

フォントが自由に選べるようになることにより、今後ウェブ制作者にはグラフィックデザインの分野で培われたきちんとしたフォントの知識が必要になっていくだろうと思いました。

藤田 重信

藤田 重信
フォントワークス株式会社
書体開発部 部長

書体を多種多様に使う。それが、楽しく、美しくなることの質の指標を見せていただいた感じがします。1回目ということもありもっと多くの作品があったらとの感じもありましたが、未来に明るい予感を感じさせていただきました。フォント(書体)がウェブで「はじける」時代がもうそこまで来ていると実感しました。

山田 晃輔

山田 晃輔
PETITBOYS
Webデザイナー・ライター

「ウェブフォントデザインアワード2012」はもっと多彩な作品が集まりそうな気がします。ぜひモリサワさんと共催して盛り上げてほしいです。(海外のWebFontAwardは2回目からは共催なので)

最後に

Web Designing ウェブフォントデザインアワード2011」は大盛況のうちに終了することができました。

フォントベンダー、審査員、そして、応募者のみなさまのご支援の賜物と心より感謝申し上げます。

Webフォントによってフォントベンダー、クリエイター、メディアの方々がつながることで、ウェブの表現の可能性は無限に広がっていくことを改めて強く感じ取ることができました。

ソフトバンク・テクノロジーは、「FONT+」というプラットフォームサービスを通じて、Web フォントの普及を推し進めてまいります。

そして、本来日本語がもつ豊かな表現をウェブの世界でも実現させることで、人々に感動を与えるとともに、社会に貢献してまいります。

ソフトバンク・テクノロジー株式会社 代表取締役社長 石川憲和